2013/12/24

あらしのよるに

(原作は読んだことないですが、タイトルだけ拝借します)

今日ロンドンは、朝から雨が降っておりました。
午後になったら止むだろうと高をくくっていましたが、
それどころか、こっちに来て一番というくらいの大嵐となっております。

部屋の窓を、雨が叩き、風が揺らし。
なんとなくこういう日には、
意味もなくドキドキしたりするものです。

買い物に行く予定を諦め、
一日中、部屋でだらだらと年明けに提出するエッセイの課題を進めておりました。



今日のBGMはスピッツ。
僕が音楽を聞くようになって、
最初に好きになったバンドです。

熱狂的なファンと言うわけでもありませんが、
定期的に聞きたくなる時があって、
今日もそんな日でした。

嵐のせいか、年の瀬のせいか、
今までなんとなく聞き流していた歌詞が、
心に染みたりなんかして。

そういえば、スピッツというバンド名には、
「小さい犬ほどキャンキャンとよく吠える」
といった意味も込められていたりするそうで。
先日の少し恥ずかしい話を思い起こさせます。



土曜日に、IDDP(英国開発学研究会)という、
イギリスで開発学を勉強する日本人の運営する団体の勉強会に行ってきました。
今回で3回目の参加でしたが、
様々な経歴、バックグラウンドを持つ方々とお話できるのは、
大変勉強になります。

その後、その団体の代表を務めた方が帰国するということで、
サプライズの送別会が行われました。
久しぶりのお酒の席で、まぁなかなかに酔っ払ったのを利用して、
人生の先輩方に対して、僕はこう吠えました。


「僕は将来、世界を変えたいんです」


「どんな?」と聞かれて、はっきりと答えられないのにもかかわらず。

はっきりとはわからないけど、
やっぱり今の世界をどうにかしたいと。
色々なところに見え隠れする、
この世界のおかしなところに目をつぶってはいたくないと。

この言葉に、名誉欲が入ってないかといえば、嘘になるでしょう。
生まれてきた以上、生きた証を、爪痕を、少しでも大きく残したいと、
そういった思いもあるのは確かです。

若さゆえに、言えることなのかもしれません。
まだ、開発の世界に片足すら突っ込んでいないような、
世間知らずだからこそ、言えることなのかもしれません。


僕だって、簡単にできるとは思っていません。
というか、多分ムリです。
ロンドンで開発学をかじってみて、
その問題の複雑さ、難解さを改めて思い知らされ、
壁の高さに絶望している最中なのですから、なおさらムリだと思ってます。

でも、それでも、
吠えることだけはやめてはいけない気がして。
自分に言い聞かせ続けることだけが、
諦めることを諦める唯一の手段な気がして。

人類は、大きな尺度で見れば、
奴隷制も、植民地主義も終わらせることが出来ました。
(その残骸はまだまだくすぶってはいますが)
だったら今のこの世界の色々ないざこざも、
なんとかすることができるのではないかと、
そう思ったりもしているのです。

もちろん、僕がそれに関われるかどうかは、
また別の話ですが。

ちっぽけな存在だって、吠える権利がある。
それが、もしかしたら将来の力になるかもしれない。
僕はまだ"旅の途中"で、
この先の道に何があるかなんて、
誰にもわからないのですから。
(そういえば、ブログのタイトルである、
"旅の途中"も、スピッツの歌から拝借しております。)


なんとなく、自己満と内省にまみれた文章を書いてみたりしてしまったのは、
やはり嵐のせいでしょうか、
それとも年の瀬のせいでしょうか。

気づけば、日を跨いで、
クリスマスイブになっております。
まだまだ雨風は止みそうにありません。
BBCは晴れマークも曇りマークも雨マークもまとめてつけているので、
この先の天気がどうなるのかわかりませんが、
次の夜までにはやんで、
サンタクロースが飛び回りやすくなってほしいものです。

今週末に、ドイツにちょこっとよって、
年越しはモロッコで過ごす予定です。

これが年内最後の更新になるでしょうか。
来年はもっと中身のある文章やら、
くだらないバカ話を書いていけたらと思います。

南スーダンが何やら良くないにぎわいを見せておりますが、
一人でも多くの人が、
落ち着いたクリスマスを、年末年始を過ごせることを
今はただ祈るばかりです。

Merry Christmas & Happy New Year


2013/12/20

Term1を振り返って 〜後半〜

はい、というわけで前回の続きを木曜日から
(本当は次の日に更新したかったのですが…)

◯木曜日
木曜日も授業がありません。
というわけで、週に授業があるのは火、水、金曜日だけです。週休4日です。
でも全然ゆとりじゃないですよ、
金曜日にTutorialが2つあるので、そのためにReadingを済ませなければなりません。
なので朝から(いや、実質寝過ごして昼くらいから…)、
深夜、時には明け方まで文献読んでます。

◯金曜日
金曜日はthe busiest dayです。
計12時間ある授業のうち6時間が金曜日に偏ってます。
普通こんなのありえないんですけどね笑
もう終わる頃にはヘトヘトです、HP0です。

この日は朝9時からSecurityのLectureが2時間あります。
日本語で訳すと安全保障です。
この授業は3年生(イギリスの大学は3年間で学位が取れるので最高学年)と
修士の学生がとる授業なので、当然ながらレベルが高かったです。
最初の2回でNational Security (国家安全保障)とHuman Security(人間の安全保障)という、
2つのメインの考え方を学び、その後は各諸問題が、
どのようにそれぞれの安全保障に影響するかといった進め方でした。
例えば、Food Seucrityの回では、飢餓がどうそれぞれのSecurityに影響するか。
Human Securityに関しては、単純に栄養失調などを引き起こすことで、
National Securityの観点からだと、飢餓が地域紛争の原因となることで…
と言った感じで、HIV/AIDSであったり、環境問題であったりを見ていきました。

Human Securityに当てはめて考えることは考えるのは比較的容易というか、
明らかである場合が多いのですが、
National Securityと結びつけるのはなかなか難しいことを実感しました。
例えば、地球温暖化がもしアメリカや中国のNational Securityを脅かすのであれば、
両国はもう少し真剣に解決を目指すのでしょうが、
当然ながら、現時点で地球温暖化がきっかけで、
アメリカや中国が戦争に巻き込まれるとは考えにくいですよね…

1時間の休憩を挟んで、
12時からはDevelopment Conditions and ExperienceのTutorialです。
この授業は開発学科1年生用の授業なので、概論的な話も多いです。
前の週のLectureで扱った内容とReadingの内容を絡めながら、
ペアワーク、ディスカッションやディベートなど様々な形で授業を進めるのが特徴的で、
内容も基礎的なので、一番発言しやすい時間でした。
周りも1年生と言っても、
「ギャップイヤーでタンザニアで半年ボランティアしてきましたー」
なんて人がさらっといる大学なので、議論も結構深まります。

次は1時間の休憩、キャンパス移動を含めて、
2時からSecurityのTutorialです。
午前中にやった授業の内容を含めて議論ですが、
間に別の授業が挟まってるので頭が混乱します笑
Tutorialは修士の人とは分けられていますが、
3年生だけといっても議論のレベルは高く、
正直ついていけなかった部分が多いです…
この授業は1学期のみの授業なので、もう挽回できないのが辛いです。
テーマは面白かったんですが…

この日の最後は3時からのDevelopmental Conditions and ExperienceのLectureです。
この頃にはかなりエネルギーが切れています。
前の授業と連続なのでいつも少し入るのが遅れてしまうのですが、
(SOASは授業間の休み時間がありません。すべて◯時ちょうどから◯時までです。)
いつも死んだような顔をしながら教室に入ってくると言われます笑
1学期は、開発学の今までの潮流の紹介がメインでした。
ColonialismやModernisationからはじまり、
Participatory Development (参加型開発) 、Post-Development (ポスト開発) まで
2学期は、より各論的な内容になるみたいです。
個人的には終盤に扱った、Post-Developmentの話がなかなかおもしろかったです。
今までの「開発」をすべて否定して、
先進国、途上国と言った概念も否定するradicalな考え方なんですが、
今までの常識を疑って、経済発展が必ずしもゴールではなく、
何が人にとって一番大切で、国家はどういう状態が理想なのかといった、
哲学的な問いにまで発展しうるあたりが、知的好奇心をくすぐられました。
もちろん批判できる部分もまだ多いのですが…

そんなわけで2時間のLectureを終えると、
ようやくTGIFです。花金です。
友達と飲み行ったり、疲れ果てて眠ったり、
エッセイにとりかかったり…??(割りと学期終盤はガチです笑)

◯土曜日、日曜日
週末の過ごし方はまぁ色々でしたね、観光に行ったり、一日中寝てたりです。
エッセイがあったり、プレゼンがあったりする場合はそれやったりもしましたが、
基本的には充電してました。


1週間だいたいこんな感じでしたね。
基本的に平日はReadingに追われてました。
大体一つの授業に対して3本論文や本の章が課せられます。
ただ読んでも難しかったりするんで、
要約と言うか簡単なまとめをパソコンで作りながらやるんで、
めっちゃ時間かかります…
まぁ全員が読んでなかったりもするんですがね、実は。
1、2本読んで、あとはconclusionだけ読んで、なんて人も結構います。
その辺は意外と緩いと思います。
自分もプレゼンで追われてる時などは、AbstructとConclusionだけしっかり読んで、
後はScanningするだけ、みたいなときもたまにありました。
2学期は無くしたいと思ってますが…

なんだかくそまじめな文章ですが、
まぁ実際くそまじめに淡々と日々を過ごしてしまってる感じはします。
まぁfacebookやらtwitterやらネットの時間を減らせば、
もっと色々遊んだり、充実した活動ができるんでしょうが笑
2学期の課題は山積みですが、さっそく堕落した冬休みを送ってるので、
まずはここから改善しなくてはですね…

2学期はSecurityの代わりに、Issues in Development Practiceという、
開発の実践に関する授業が入る以外は、同じです。
はじめは週に4種類の授業しか選べないのが残念でしたが、
1つ1つじっくりやれるので、こっちのほうがいいですね。
Issues in Development PracticeはLecureが木曜日、Tutorialが金曜日ですので、
多少、曜日のバランスも改善されます。
SOASは3学期(4月下旬〜)が試験学期で授業がないので、
実質授業があるのはあと3ヶ月弱、そう考えるとだいぶ短いので、
色々吸収して帰ってこれればと思います。

ロンドン・アイから見たロンドンの夜景です

2013/12/18

Term1を振り返って 〜前半〜

約2ヶ月ぶりの投稿となってしまいました。
やはり学期中は何かと忙しく、週末も出かけたり寝たりでまとまった時間が取れず、
もともと書くのが遅いので放置状態に…

晴れて先週で1学期が終わり、冬休みになりました。
(といっても年明けにだすエッセイが2つあるので遊んでばかりもいられませんが…)

今回は1学期の間、1週間どういう生活をこっちでしていたのかを振り替えりながら、
授業の感想を書いていこうと思います。

◯月曜日
この日は授業がありません。なので、土から月まで3連休です。
土日の過ごし方次第ですが、だいたい月曜からその週のReadingをスタートさせます。
あとは、休日だと混んでたり、早くお店が閉まったりするので、
この日に買い物をしたりすることもあります。

◯火曜日
この日は午後3時から5時まで、Culture in AfricaのLecture(講義形式の授業)です。
1週間の始まりが火曜日の午後からなので、なかなかスイッチが入りません笑
内容は、前半は総論的な部分が多かったです。
Cultureとは何か、Identityとは何か、というところから始まって、
各論はSwahili (タンザニアやケニアなどを中心とした文化)と、
Yoruba (ナイジェリア中心に広がる文化)だけやりました。
(先生はナイジェリアの方で、Yorubaを専門としていますが、
2学期からは、各文化の専門の人がオムニバス形式で担当します。)
文化の授業だけあって、映像を見ることも多いです。
グループプレゼンも2回あって、結構自主的に考える時間の多い授業だと思います。
(全部の授業に言えることですが…)
面白かった、というか、少しイメージと違ったのが、
アフリカの文化がdiaspora(移民…という訳でいいのでしょうか?)に与えている影響を、
比較的大きく扱っていることです。
奴隷貿易や、その後の移住、移民の結果、
アフリカ系の人々の"血"は世界各地、
特にアメリカ大陸やヨーロッパを中心に広がっていて、
そうした土地の文化や、人々のアイデンティティ形成に、
どのようにアフリカの文化が影響しているか、という視点は、
日本で、日本人の両親から生まれ、日本で育ってきた僕からすると、
今まであまり考えたことのないことでした。

授業だけでなく、ロンドンで、しかも留学生の多いSOASで生活していると、
様々なバックグラウンドを持つ人がたくさんいて、
国籍も両親の出身国も生まれ育った土地も全部違うなんていう人が珍しくないです。
そういう人のアイデンティティはどのように形成されていくのか、
というのはなかなか興味深いです。
(割りとデリケートなこともあると思うので、気軽に聞けないのですが…)

そういえば、火曜日は学期途中からLanguage Exchange (言語を勉強したい人が、お互い教えられる言語を教えあう制度…というか時間?) で、
ソマリ人からソマリ語を教わる代わりに、日本語を教えています。
パートナーの彼も、ソマリ人ですが、オランダで生まれ育ち、
数年前からイギリスに移住、ソマリアには1度しか行ったことがないそうです。
まだ始めたばかりなので、全然ソマリ語は覚えてませんし、発音も難しいです笑
毎回むちゃくちゃ直されてます^^;
あと、いつのまにか彼の友達のソマリ人の女の子も一緒になって教えてくれています。
その他に、彼の友達も何人かいることが多いです。だいたい女の子です笑
彼は全然チャラい感じじゃないけど、モテるんですかね…?笑
やっぱりコミュ力が大事なのかな…と思ったりしてます。
あとは身長か…これはどうしようもないですが…うーん…(´・ω・`)

◯水曜日
話を戻しますね(^_^;)
水曜日は、1週間のうち2番めに忙しい日です。
まず10時から、Culture in AfricaのTutorial (少人数に分かれてのゼミ形式の授業) があります。
授業の復習と、Readingから学んだことなんかをシェアします。
比較的ゆるーい感じなので、割と発言しやすくて助かってます笑
そういえば、この授業はアフリカ学科の1年生向けの授業なのですが、
なぜか西洋系の女の子が多い学科です。というか受講者の7割くらいがそうです。
理由は……謎です笑
まぁ華やかでいいと思います、はい。

さて、1時間のTutorialが終わった後は、
そのまま2時間のLecture、今度はPolitics of Developmentです。
1学期と2学期で教授が変わる授業で、
1学期はアフリカの政治と開発の関係を扱い、
2学期はアジア(とラテンアメリカ)を見ることで、その比較をしていく授業です。
といっても各論をやるわけではなく、
援助と汚職の問題だったり、民主化と経済発展の関係だったり、
そういったテーマ別の切り口が多かったです。
とりあえずかなり自分の勉強したいこととドンピシャで、楽しい授業です。

SOASはいわゆる"左"の視点が強い大学で、
Marx Society (Soceityは日本で言うサークル) なんかあったりするんですが、
開発学や政治学の授業では特にその傾向が結構出てる気がします。
(ちなみに、日本で"左"だの"右"だの言うと、過激な思想を持ってそうだと思われがちですが、
ヨーロッパではそういうわけではないみたいです。)
この授業も結構その傾向があって、世銀・IMFの批判、Neoliberalism(簡単に言うと自由市場経済主義)批判なども扱いました。
かといって、決して偏った教え方をしているわけではなく、
きちんと両方からの視点が踏まえられています。
ちなみにNeoliberalismや、Structural Adjustment(構造調整プログラム。1980年代から世銀・IMFが進めた途上国の市場の自由化を進めようとした政策。)の批判は、
だいたいどの授業でも1回はあるそうで、
もうこれはさんざんやったからいい!って文句を言っている生徒もいました笑

2時間の講義が終わると、お昼を食べて、Language Exchangeの時間です。
この日はカナダ人からフランス語を教わっています。
大学院でトルコ研究を専攻していて、日本語はほとんど独学ですが、上手いです。漢字も書けます。
大学院に来る前は、カナダの政府で働いていたそうで、かなりエリートです。
SOASは、アジア、中東、アフリカ研究の大学なので、
ヨーロッパ系の言語の授業はないのですが、
フランス語を学ぶ機会がこうして得られて良かったです。

その後は、所属しているSocietyのミーティングです。
僕は、日本でも所属していたAIESECという学生団体にこちらでも入っています。
お隣のUCL(University College London)と合同でやっているので、
ミーティングもそこでやります。
正直勉強が忙しくてなかなかコミットできていませんが、
Pub Crawlなどの楽しいイベントにだけ顔を出しています笑

この日は17時からPolitics of DevelopmentのTutorialが最後にあります。
15人ぐらいいて、毎回2人ずつ発表、その後議論といった流れです。
議論は毎回先生と一部の生徒で盛り上がってしまう授業で、
結構話がそれるので、全く発言できませんでした。
やっぱりまだまだ英語での議論は難しく、誰かの意見を理解し、
自分の考えをまとめているうちに、議論が次に進んでしまっています。
この授業はCulture in Africaと違い、2、3年生が中心なのもあって、
英語力以前の知識量の差を感じることも多いです。
2学期は少し改善しなくてはいけません…

なんだかだいぶ長くなってしまったので、
週の後半は次の記事に書きたいと思います。
では、またノシ
街はすっかりクリスマスです。

2013/10/21

ある有名な架空のスポーツをプレーしてみた

早いもので、日本を発ってから2ヶ月が過ぎようとしています。
去年の夏にトーゴに7週間滞在した時が、自分の中で一番長い海外滞在でしたが、
気づいたらあっさりと更新していました。

授業も本格的に始まり、まだまだついていくのがやっと、
(というかついていけてるのかわかりませんが笑)
しかし内容はおもしろく、やりたい勉強ができているっといった感じです。
授業の感想はもう少し慣れてきてから書くとして、
今日はある有名な架空のスポーツに挑戦した話をしたいと思います。

そのスポーツとは、
額に稲妻型の傷のあるメガネの少年が主人公の、
イギリス発祥の大人気小説の中に出てくるスポーツ……

そう、
クィディッチです笑

ハリーポッターを読んだり、映画を見たりしたことのある人ならおなじみの、
箒に乗ってやるあのスポーツです笑

SOASでは(おそらくイギリスの大学では)、
日本の大学で言う、部活・サークルをsoceityと呼ぶのですが、
University of London全体で、Harry Potter Societyなるものが存在し、
そのメンバーの中でプレーしているらしいのです、クィディッチを。

友達からその話を聞いた僕は、その数日後に練習に参加してみることにしました。
といっても、どんな感じでやるの皆目検討もつかなかったので、
とりあえずその前の日の晩にgoogle先生に聞いてみました。
すると、こんなサイトを見つけました。

International Quidditch Association (国際クィディッチ協会)
http://iqaquidditch.com/

そう、なんとクィディッチ、国際的な協会ができるほど、
マグル(ハリポタの中で魔法族以外の一般人のこと)の中で浸透しているようなのです。

ルールを読んでみると、なかなか工夫しているなっという感じです。

まずプレーヤーは箒にまたがります。
もちろん飛べる訳ありませんので、箒にまたがりながら、地面を駆けまわります。
想像しただけでシュールですよね笑
箒が股の間から離れるとペナルティで、
基本的に聞き手と反対側の手で箒を掴んでいる形になります。

チェイサーは各チーム3人いて、クワッフルの代わりにバレーボールを使います。
相手側のゴールに入れると10点が入ります。
ゴールは原作同様3本のポールの先の輪っかがついてるやつです。
ドリブルなどはしなくて良いので、ボールを掴んで走ります。

キーパーは各チーム1人です。ゴールを守ります。
感覚的には、4人目のチェイサーと言った感じで、ゴールを決めるのもOKです。

さて、原作を知ってる人ならわかるでしょうが、問題はここからです笑
まずは、ビーターとブラッジャーです。
さすがにブラッジャーのような動くボールは存在せず、
棍棒の様なものを使うわけにもいかないので、
ブラッジャーはドッジボールです。
各チーム2人のビーターは、全部で3つあるブラッジャーを他のプレーヤーに投げ当てます。
ボールが当たった人は、自分の陣地のゴールまで戻ってタッチしなければ、ゲームに復帰できません。
例えばチェイサーがクワッフルを持っている状態で、相手チームのビーターにブラッジャーを当てられた場合は、すぐにその場でボールを置いて、自陣地のゴールまで戻ります。
これはなかなかうまく作ってありますよね、怪我の心配も少ないです。

しかし、もう一つ最後の難関が残っています。
そう、シーカーとスニッチです。
原作ではハリーが務めるポジションであり、ゲームの終了を決める大事な役割です。
これがマグル版クィディッチではどうなってるかというと…




スニッチは人がやります。



………



(゜o゜;


そう、スニッチは人がやります。

正確には、中立な立場のスニッチ役の人が、腰の後ろに、靴下のような袋に入れたテニスボールをぶら下げ、シーカーはこれを捕ることが仕事です。

スニッチ役の人は逃げまわり、あの手この手でシーカーを妨害します。
原作同様、スニッチを捕った時点でゲームは終了、
スニッチを捕ったシーカーのチームには原作よりも少ない30点が入ります。

ルールはこんな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=ocy9uXXDE8M
上のリンクを見るとなんとなくイメージが掴めるかと思います。

さて、実際にやってみた感想はと言うと…



疲れました(=o=;)

日頃の運動不足が祟りましたね笑
僕はチェイサーをやったのですが、
思ったより辛いのが、ずっと左手で箒(に見立てた棒)を掴んでいなくてはいけないのと、
ブラッジャーを当てられるたびに、自陣地のゴールまで戻らなくてはいけないところです。

ちょっとプレーしただけでしたが、もうヘトヘトでした。
でも、結構楽しかったです。
なかなか戦略的にできるゲームで、ボールの数が多いことを考えても、
サッカーやバスケなんかよりも難しいんじゃないでしょうか笑


実はこの時参加して以来、
1度も練習には参加できていないのですが、
今度オックスフォードで大学生の大会があるみたいです。
僕が参加したチームもそれに向けて、結構一生懸命練習していて、
練習に行けてない僕は、大会は遠慮しよーかなっと思ってますが、
また遊びに行けたらと思います。

あと、日本でもやってみたいですね、チームがあるのかわかりませんが…
最後に2011年のワールドカップのビデオを貼っときます。
皆さんも機会があればやってみてください笑


2013/10/12

自炊のはなし

今日は食事の話です。
某後輩に自炊生活をアップすると約束してしまったので…笑

僕の寮は食事付きではないので、朝晩は基本的には自分で作っています。

もともと両親が共働きだったりして、たまに家で料理を作ったりもしていたので、
全くの料理初心者ではありませんが、やはり最初は大変でした。
今まで家族4人分作っていた感覚で作ってしまって、量が多くなったり、味が濃くなったり…
レパートリーも全然多くないし、調味料の分量とか全然わかんないので、
いっつも3分クッキングのアプリ↓に頼っています。
https://itunes.apple.com/jp/app/3fenkukkingu/id420342515?mt=8
クックパッドのアプリもなかなかいいんですが、
同じ料理でも色々種類があって、有料会員にならないと人気順にレシピを見れないので、
どのレシピに従うかいっつも迷ってしまいます。
なので、クックパッドよりも掲載料理の数も少なく、質の面も安心できる3分クッキングのアプリを使う場合が多いです。
作りたいものが見つからない場合はクックパッドも使います。

何を作ってるかというと、
朝は、時間がない時はシリアルだけ、時間がある時は"ご飯+English Breakfast的な何か"を食べる場合が多いです。
夜自分で作る時は、パスタ(最近生パスタにはまって笑)かご飯+お肉と野菜を炒めもの、のパターンが多いです。


留学経験のある先輩の勧めで購入し、
日本からバックパックに入れて担いできた海外対応の炊飯器のおかげで、
簡単にご飯が食べられます笑

保温もできます。

ロンドンは世界中から人が集まってるだけあって、
日本の食料品を売ってるお店もあります。
僕がよく行くのは、らいすわいんショップ(http://www.ricewineshop.com/)か、ジャパンセンター(http://www.japancentre.com/)です。
はっきりと比較したわけではありませんが、
らいすわいんショップの方が安め、ジャパンセンターは種類が豊富な印象があります。
もちろん日本で買うよりは割高ですが、
基本的な調味料は買うことができて、僕の棚はロンドンに住んでることを疑いたくなるくらい日本のものであふれています笑
冷蔵庫と棚から日本のものを集めるとこんな感じに…
麦茶以外はこっちで買ったものです。セールで買い込んでしまいました笑


ほとんど1週間に2、3回は日本のものを食べているので、全然日本食が恋しくなりません笑
調味料とは高いので、少しは抑えようと思うのですが、やっぱり醤油味が体にあってるんだなぁと、痛感します。
最後にいくつか写真貼ります。
留学の途中途中で晒してくことで、料理を上達させるモチベーションになれば…笑

記念すべきロンドン最初の自炊。
アボカドバター醤油パスタのつもりが見た目は焼きそばに。味も濃かった…(´・ω・`)

親子丼(卵ボロボロですね笑)
肉じゃが(牛肉が硬かった)

ジャーマンポテト(洋食ですね笑、メンチカツはオーブンでできるやつ)



2013/09/29

授業決定!

今週はWelcome Weekということで、
新入生(と交換留学生)向けのEnrollment(なんか大学の正式登録みたいな)やら、オリエンテーションやらがありました。
科目の登録も、今週に行ったので、そのことを書こうと思います。

交換留学生は、基本的に学部の枠にとらわれずに授業を選ぶことができます。
その代わりに、担当の教授のサインかメールでの許可がないと授業を履修することができません。

SOASは1年間に4 units(日本で言う単位みたいなもの)までしか、授業をとることができません。
通年の授業は1 unit、半期の授業は0.5 unitsで、学部学科によって違いはありますが、通年の授業がほとんどです。
つまり多くの人は1年間に4〜6つまでしか授業をとることができません。

SOASには3つのFacultyがあって、その下にたくさんのDepartmentがあります。
それぞれ日本でいうところの学部、学科です。
内訳は以下の様な感じ。

The Faculty of Arts and Humanities (文化・人文科学)
 Anthropology and Sociology (文化人類学・社会学)
 Art and Archaeology (芸術・考古学)
 Music (音楽)
 History (歴史学)
    Study of Religions (宗教学)

The Faculty of Languages and Cultures (言語学・文化学) 
 Africa (アフリカ)
 China and Inner Asia (中国・内アジア)
 Japan and Korea (日本・韓国)
 Linguistics (言語学)
 Near and Middle East (中近東)
 South Asia (南アジア)
 South East Asia (南東アジア)

The Faculty of Law and Social Sciences (法律学・社会科学)
    Development Studies (開発学)
    Economics (経済学)
    Financial & Management Studies (金融・経営学)
    Law (法学)
    Politics and International Studies (政治学・国際関係学)

訳は微妙かもしれませんが、こんな感じです。
Undergraduateのコースは更に細かく分かれていたりもして、
2つの学位を組み合わせることもできます。(経済学と中近東とか)

んでもって、何が言いたいかというと、

クラス選ぶのが大変!!!(◎_◎;)


これだけの学部の中から、1年間に選べる授業はほんのわずか…
特に自分の興味のある開発学や、アフリカ学科の授業はどれも魅力的に見えて、
ここで3、4年勉強できる人は本当に羨ましく思ってしまいます。

しかも、時間割の都合上被ってしまって受けられない授業も当然あるわけで…

ホームページ上に載ってるシラバスを頼りに、授業を見ていったのですが、

本当にどれもこれも受けたいものばかり…
という訳で20くらいの候補の中から、試行錯誤の末決めた授業が以下の5つです。

Development Conditions and Experience

開発学科1年生必修の授業。日本語訳すると、開発学概論とかそんな感じかと。体系的に開発を勉強したことはないので、ここで基礎を固めたいです。
通年科目。

Culture in Africa
アフリカ学科の1年生向け科目。アフリカの文化を学びます。(そのまんま笑)
開発をすすめる上で、その土地の文化は切っても切り離せない関係にあると思うのと、単純に去年のトーゴ渡航時に彼らの文化にとても興味を持ったので受講します。
通年科目。

Politics of Development
政治・国際関係学科の(おそらく2、3年生向けの)授業。経済成長を遂げた国と、その途上にある国との差異を政治面から見ていくらしいです。今イメージしてる卒論のアプローチに近い授業なので楽しみです。
通年科目。

Security
開発学科の3年生向け授業。日本語に訳すと"安全保障"ですが、いわゆる国家の安全保障ではなく、人間の安全保障が中心らしいです。日本でも国際安全保障という授業をとったことがありますが、それとはかなり違う内容になると思われます。
1学期のみの科目。

Issues in development practice
開発学科の3年生向けの授業。開発の現場で使われるツールやフレームワークについて学びます。実はこの授業、留学生向けに開かれた授業のリストには載っていなかったのですが、たまたま発見し、教授に聞いてみたらあっさりOKがもらえたので受講します。
(リストに載せ忘れただけなのでは…)
2学期のみの科目

正直書いてるだけで、ワクワクする授業ばかりです。
前期後期共に1週間の授業は4つずつですが、
それぞれ2時間のlecture(講義型の授業)+1時間のtutorial(少人数でのゼミ形式の授業)があるので、感覚的には8コマですかね。
もちろん空いた時間は大量のReadingが待ち受けているのでしょう((((;゚Д゚))))
バランス的にも、1年生向け2つ、2,3年生向け1つ、3年生向け1つで、
自分の英語力からしたらちょうどいいのではないかと。
(イギリスの大学は基本的に3年で学士号が取れます。2つ学科を組み合わせたりすると4年かかる場合もあるそうです。)

本当はイスラム・中東関係の授業とか、人類学の授業とか、
SOASでしか勉強できないのような語学の授業(特に西アフリカで話されるHausaやYoruba)とかも取りたかったのですが、諦めました…

しかし、自分の興味に沿った授業ばかりなので、
これがベストの選択かなとは思っています。

という訳でいよいよ本格的に授業が開始です。(1週目はLectureのみですが)
ひと通り受講したら授業の感想も書いていきたいと思います。


SOASのメインキャンパス

2013/09/22

Pre-sessional Course その2 〜振り返り〜

早いもので、4週間のPre-sessional Courseも終わってしまいました。
最終課題のエッセイとプレゼンもなんとか片付け、明日からはいよいよ新学期です。
(といっても、来週はWelcome Weekで、授業そのものはありませんが…)

というわけで、Pre-sessionalの振り返りを。
実際に授業が始まってみないとわかりませんが、多分役に立つ経験が積めたと思います。
1ヶ月早く来た甲斐はあったかと。

その理由は、勉強面と、生活面にわかれると思います。

勉強面では、エッセイの書き方を、実践を通して学べたことが大きいです。

正直なところ、今まで、日本では何回もエッセイ(レポート)を書いていましたし、
留学に備えて短期のライティング講座を受けたりもしていたので、
エッセイの書き方の基礎に関しては割りとできていたんじゃないかと思います。

ただ、実際に英語で、ある程度の長さのエッセイを書くというのは、
大学1年時に参加したスタンフォード大での語学研修以来でした。
当時は、そもそも日本語でもエッセイなんて書いたことなかったので、
アカデミックなエッセイというよりは、調べ学習みたいな感じになっていたと思います。
今回は、それよりはいくらかマシなエッセイが書けたんじゃないかと思います。

それと、自分の弱い部分と強い部分が認識できたのも大きいかなぁと思います。
エッセイやプレゼンの構成や文法の面でのアドバイスを受ける機会って、
おそらく学期中ではあまりないと思うので、
今回自分のくせとか、弱い部分をしっかりフィードバックしてもらえたのはかなり良かったと思います。

午前中のクラスの方で使った教科書


生活面では、一人暮らしそのものに少しは慣れることが出来たと思います。
自炊のリズムもなんとなく作れたし、近くのお店とか、こまごました情報を得られたのも良かったかなぁと。
あとは、友達がたくさん出来たことですかね。クラスのメンバーも午前と午後で違っていたので、いろいろな人と出会えました。
自分のフラットはあまり仲良くなかったのですが、友達のフラットを訪ねてそこで仲良くなったり…って感じで友達増やしました。
ただ、自分の様なExchange Studentは少なめで、ほとんどが修士号をとるために来ている人で、
今後あまり会う機会がないのがかなり寂しいです…
(そういえば、前に書いたサウジアラビアのお姫様は結局キャンセルしたようでお目にかかれませんでした…笑)

兎にも角にも、中身の濃い4週間でした。
一応、自分のエッセイとプレゼンのテーマの話でもしたいと思います。

テーマは今までエッセイを書いたことのあるものでなければ、なんでもいいということだったので、
"イスラム教と開発"
にしました。

学期中は、1度に4つまでしか履修できないので、開発学とアフリカ学(こういう訳し方でいいのかな?)を主にやろうと思っているのですが、
一方で、中東地域や宗教と開発の関係にも興味があったので、今回は少しでもそれを勉強しようと思って選びました。

短い中で、ほとんどゼロの状態からのスタートでしたので、だいぶ大変でした。
正直できたものも、思い描いていた形のものとはだいぶ違って、
突っ込みどころ満載の不十分なものになってたと思います。
しかし、イスラム教に関しての知識を増やす、いい機会にはなったと確実に思います。

もともと、このテーマでやりたかったのは、
「イスラム教、ムスリムに対してのステレオタイプを崩す」
でした。
今年の春に起きたボストン・マラソン爆発事件で、
最初に拘束されたのは、事件となんの関係もないサウジアラビア人の若者でした。
9.11以降特に強くなった、西側諸国のイスラム教に対する偏見をどうにかできないものか、
といった思いから決めたトピックでした。

詳しい内容に関しては今回は書きませんが、
イスラム教の教えそのものが必ずしも攻撃的であるわけではありません。
確かに、人権の面で疑問の残る教えもあるにはありますが、
喜捨の精神や、自己を律する精神は見習うべきものがあると思います。
宗教同士の対立には政治的経済的な背景が絡んでいる場合が多く、
「イスラム=悪」といった、短絡的なイメージで中東や北アフリカの紛争を見てしまうことにも、また問題があると思うのです。

今まで抱いていた漠然とした思いを、
こうしてイスラム教を学ぶことで一歩先に進められたのではないかと思います。
もっとも、今回はリーディングの量も限られていたので、
まだまだ学ぶところの多い分野であることは確かです。
学期中にも、アフリカだけでなく中東地域の勉強も続けられたら思います。

図書館から借りた資料たち。もちろん全部は読んでませんが。


ちなみに、エッセイの点は57点、プレゼンの点は62点でした。
エッセイは文法の間違いや、反対意見とその反論をもう少し加える必要があったようです。
プレゼンはもうそのままスピーキング能力不足が問題だったようです。
正直満足できる点ではないので、これからも精進が必要ですね。

というわけで、いよいよ明日から本格的に学期が始まります。
寮の部屋も変わって、また新たな気持ちで頑張っていきたいです。





2013/09/15

ロンドン観光その2 〜Notting Hill〜

前回の投稿から2週間ですか、これくらいの間隔で更新していきたいですね
(できれば週1でしたいですが…)

今回は、先週行ってきた、Notting Hillのことでも書こうかな、と思います。
どうやら"ノッティングヒルの恋人"という映画の舞台になったらしく、
有名なところらしいです。
観光地らしく通りに出店が出ていて、アンティークな雑貨とか、美味しそうなカップケーキなんかが売っていました。



友達におすすめされた、Museum of Brands, Packaging and Advertisingにも行ってきました。
その名の通り、19世紀くらいからの商品のパッケージとか、広告とかが歴史順に並んでいて、その時代時代の文化というか、流行みたいのを感じ取れて面白かったです。

個人的に面白かったのは、
19世紀後半から20世紀前半の戦争関係の広告で、
日本でもあったように、国民を戦争へ駆り立てるようなポスター、広告等は、当時の時代背景を表しているなぁっと。
ヒトラーの風刺画とかたくさんありました笑

あとは、キャラクター系は日本にもあるものが多いので面白かったですね。
ディズニー初期の作品のポスターやらグッズやらもあって、
子供の頃、見たアニメを思い出しました。

ケロッグの虎(名前知りません笑)とか、今とぜんぜん姿違ってたり、
コカ・コーラ、キットカットみたいに世界的な商品のパッケージの移り変わりは、
見てて面白かったです。

中は撮影禁止だったのが残念でした…

あと、"ノッティングヒルの恋人"のモデルとなったらしい本屋さんにも行ってきました。



映画を見ていないので、感慨深さとかは全然なかったんですが、
絵本のコーナーで、『かいじゅうたちのいるところ』とか、『おちゃのじかんにきたとら』とか、『はらぺこあおむし』といった、昔読んでいた絵本の原作を見つけて興奮しました。
小さいころ、アニメや特撮ヒーローを好きになるより先に、親が色々な絵本を読ませてくれて、今思うと、本が好きになるきっかけになっていたのかなぁと。
将来自分の子供ができたら、自分が読んでいた絵本を読ませてあげたいなぁ、なんて思いました。

といっても、子供どころか結婚の予定も当分はなさそうなので、
絵本の代わりに買ったのがコレ。

アフリカに伝わる言い伝えとか物語の短篇集です。
本格的に学期が始まったら、アフリカの文化的な側面も勉強していきたいと思ってるので、その参考に…と思って買いました。
子供向けの作品なので、軽く読めるかなぁと。

今はPre-sessional Courseのエッセイのために文献読んでるので時間ないですが、そのうち読みます笑

というわけで、4週間のコースもラスト1周。
プレゼンもエッセイも大詰めです。
頑張ります。

2013/09/01

Pre-sessional Course その1 〜お姫様とクラスメイト!?〜

さて、ロンドンについてから1週間が経ちました。
今日はこっちで今受けているPre-sessional Courseについて書こうと思います。

このコースは留学生向けの準備コースで、英語で授業を受けるためのスキルを身につけるためのものです。
入学や留学の申請時に提出したTOEFLやIELTSの語学スコアによっては、強制的に受講する必要があります。
僕は一応強制ではなかったのですが、スコアはまぐれでとれたようなもので、特にListeningとSpeakingに関しては足りない部分が多いと感じていたので、受講しています。

クラスは午前中と午後2時間ずつあります。

午前中のクラスはいわゆるWritingのクラスで、essayの書き方を学んでいます。
今週はParagraph(段落みたいなもの)の書き方が中心で、Topic Sentenceの書き方や、文と文の繋ぎ方なんかを勉強しました。金曜日には早速1時間で500 wordsのessayを書きました。
IELTSのWritingが60分で150 wordsと250 wordsなことを考えると、それよりちょっと多いくらいですかね。

クラスでいわゆる交換留学生(exchange student)は僕だけで、他はこれから大学院に進む人や、学位を取る人でした。
構成は、日本人2人、韓国人2人に、香港人、中国人、タイ人、ドイツ人、スペイン人、ポーランド人が1人ずついます。やっぱり語学レベルの問題か、アジア人が多めですね。
専攻は、アジア研究とか、メディア研究とか、マネジメントとか、色々です。
本当はカメルーン人とサウジアラビア人もいる予定なのですが、遅れてくるみたいでまだ会っていません。

実はひとつ驚いたことがあって、
このPre-sessionalのクラス名簿に"Mr"とか"Miss"とか書いてある部分があるんですね。
ところが今後来る予定のサウジアラビア人のところには、
なんと、

"Princess"と書いてあるのです笑

先生に聞いたところ、どうやら本物のお姫様みたいです。
SOASは他にもカタールのPrincessを受け入れたりもしてるみたいです。
もっとも、サウジアラビアの王室は一夫多妻制なので、
たくさんPrincessがいるそうですが…
それにしても本物のお姫様とクラスメイトになれる機会なんてそうそうないので、
早く来ないか楽しみにしてます笑



話を本題に戻して、次は午後の授業です。
こちらはSpeakingに重きをおいた授業です。
午前中の授業はクラスがあらかじめ決められていたのに対し、
こちらは自分で選んだトピックによってクラス分けがされました。
トピックはLaw & Politics、Culture、Development、Mediaみたいに分かれてて、
僕はDevelopmentを選びました。
こちらのクラスは、日本人が4人いて、その他には中国人2人、韓国人2人、フランス人、イタリア人、リトアニア人1人ずつと言った感じです。

来週以降はプレゼンの練習とかもするみたいなのですが、
今週は日本でも有名な(?)、Jeffrey Sachs 教授のスピーチを聞いて、
Note-takingの練習をし、その内容に関して議論するという流れでした。
前述のとおりListeningが苦手な僕は、このNote-takingというやつが全然うまくできません。
頭で話を聞いて理解しながらノートを取っていく作業が英語で同時になかなかできないので、
書いている間に話が進んでいたり、逆に理解に努めようとすると全くメモが取れなかったりします。
今回は大体20分から30分くらいのスピーチだったのですが、途中で集中力が切れると、一気に置いていかれてしまいました。
更に長時間英語を聞いてると眠くなるので、
Pre-sessionalを受けずにそのまま正規の授業に参加していたらと思うとゾッとします笑

今回は家で自分で音源をもう一回聞き直してから次の授業に臨みましたが、
正規の授業を全部録音して、もう一回家で聞いてる時間はおそらくないと思うので、
何としてでもこの1ヶ月で英語を聞きながら集中力を切らさずノートをとる術を身につけたいと思います。

(ちなみに、授業で聞いたスピーチは、以下のURLからダウンロードして聞けるので、興味のある人は聞いてみてください。
http://www.bbc.co.uk/radio4/reith2007/lecture3.shtml )

どちらのクラスの先生も今のところあまり課題を出さないので、
授業以外の時間は割りと自由でした。
最終週には1500 wordsのessayとプレゼンが待っているので、これからはその準備に忙しくなるでしょうが…

1週間、授業を受けてみて、
「やっぱり来てよかったな」とつくづく感じています。
前述のように、特にListeningとSpeakingは他の人に比べて弱いので、
少しでもここで改善していけたらと思います。

実は大学1年の時に、アメリカのスタンフォード大学で、同じような1ヶ月の語学研修プログラムに参加したのですが、やはり英語でのessayの書き方などは、書いていないとだいぶ忘れています。
更に、その時は中国人と台湾人と日本人しかクラスにいなかったのですが、
SOASでは、より多様な文化圏の人と一緒に授業が受けられていて、院に進む人が多く、働いていた経験のある人もいるので、そういった多様性も相まってかなり刺激になります。

英語の壁はありますが、授業内容自体はついていけないわけではないので、
しっかりとここで準備していきたいと思います。

では、長くなりましたがこの辺で。

本文と全然関係ありませんが、素敵な標識に出会ったので笑

2013/08/26

ロンドン観光その1

2回目の投稿です!
イギリスでは今週の月曜日が祝日で、3連休だったので、
ずっとロンドンをぶらぶら観光しておりました。
行ったところは、大英博物館、The Wallece Collection、Science Museum、ビッグベンなどです。

土地勘を身につける、節約する、という目的で、歩きまわってばかりいたので、
その他にも色々街の中を見て歩きました。
慣れればなんてことないのでしょうが、
まだついて数日の身からするとロンドンは街を歩いてるだけで楽しめます笑
町並みが綺麗で、いかにも”ヨーロッパ”って感じがします。
大英博物館近くには、豪華なホテルがたくさんあります。


公園もあちらこちらにあります。

果たして1年弱で私はここに溶け込めるんでしょうかね笑

というわけで今回は、いままで観光してきたところをいくつか簡単に紹介します。

①大英博物館

これから通う大学のすぐお隣にあるので、様子見程度に行ってみたのですが、びっくりしました。
世界中からありとあらゆる歴史的な遺産が集められていて、相当時間を書けないと全部見て回れない広さでした。
しかも、入場料が無料(寄付箱あり)
学生だけどかではなく、老若男女みんなタダで入場できます。
今回は人が多かったので、ちょこちょこ見るだけで退散。
大学の後にでもこれから何回か行こうかなって思います。

一番人気は古代エジプトゾーンでした。

②Wallace Collection

もともとある貴族が私有していたものを展示している美術館です。
絵画や、家具、鎧などが展示してあって、
入場料はなんと……無料
いやー貴族太っ腹……って違いますね笑

ここは観光客あふれる感じではなく、落ち着いて見て回れました。
どーも写真にとるとその感動が伝えられないのですが、
すごいです笑
建物そのものも、貴族の屋敷をそのまま使っているので、
貴族気分が味わえます笑
(もっと高尚な話ができるよう、芸術に深くならねば……)

この絵のライオンが一番お気に入りでした。

③Science Museum

日本で言う、科学博物館ですね。
上野の科学博物館よりは、お台場の科学未来館に近い感じですかね。
しかし、入場料は……無料
もうここまで来ると、ただのケチな人ですね笑
ご察しの通り、イギリスの博物館や美術館は入場料がかからないところが多いようです。
しかしだからと言って中のクオリティが低いわけでは決してなく、
子どもが楽しんで科学が学べるようになっています。
私も童心に帰って楽しみました。
ここは閉館間際に入ってあまり見れなかったので、絶対また行きたいと思います。
タダだし笑

世界初の産業革命を成した国らしい展示も。

④ビッグ・ベン

説明は不要でしょう。
イギリスと聞いて、多くの人はこのビッグ・ベンかタワー・ブリッジを思い浮かべるのではないでしょうか。
私もイギリスに来たらここでしょ!ということで行ってまいりました。
3連休+夏休みで、周辺は観光客があふれていました。
カメラぶら下げて歩く私も当然その一人なのですが笑
時計台だけでなく、国会議事堂の建物全体も素晴らしく、
テムズ河の向こう岸からいくらでも眺めていられそうでした。








⑤キングス・クロス駅

ハリーポッターファンおなじみ、ホグワーツの生徒が、
ホグワーツ特急に乗るために通る、「9と3/4番線」のある駅です。
実は、寮の最寄り駅がキングス・クロス駅なので、すぐ歩いていけるのですが、
実際には9番線と10番線の間は線路があり存在しません。
その代わりに、建物のある場所に標識と半分壁に吸い込まれたカートが設けられていて、観光スポットになっています。

こんな感じで写真が取れます。
(一応赤の他人なのでモザイクを…綺麗なお姉さんでした笑)


さて、他にもちょこっと立ち寄ったところとか、お店とか色々あるのですが、それはまたおいおい…
明日から4週間のPre-sessional Courseが始まります。
学期が始まる前の留学生向けの準備コースですね。
どれくらい大変なのか検討もつきませんが、
今日で観光客はおしまい、留学生として精進していきたいと思います。

2013/08/23

初投稿

今私は、ロンドンのこれから留学する大学の寮にいます。
本当は出国前に1回目の投稿をしようと思っていたのですが、
案の定パッキングが出発の朝まで終わらず、書けませんでした笑

私は、一橋大学法学部の3年生で、
大学の派遣留学制度を利用して、この8月から来年の6月まで、
London University, SOAS (School of Oriental and African Studies)という大学で勉強する予定です。
大学の名前からも想像できるように、東洋やアフリカの地域研究が進んでいる大学で、
私は開発学やアフリカ文化なんかを勉強する予定でいます。

最初の投稿ということで、なぜ私が今回、留学という道を選び、留学先にSOASを選んだのかを簡単に紹介したいと思います。
私は小学校の頃から、途上国の抱える問題に関心がありました。
将来は、何らかの形で途上国に住む人々のために働きたいと考えています。
そうしたことを考えた時に、まず前提条件として、英語力をはじめとする海外で働くためのスキルが必要でしょう。中学3年の学校行事でニュージーランドに行くまで海外に行ったことのなかった私は、
そうしたスキルを身につけるために、”留学”という選択肢に魅力を感じていました。
とは言うものの、高校在籍中の留学や、直接海外の大学に進学するという度胸のなかった私は、
大学の交換留学という形での留学の道を選びました。

SOASを選んだ理由は、自分のやりたい勉強ができるからです。
前述のように、途上国開発の分野に興味のある私にとって、
日本では殆ど無い、学部レベルでの開発学部があり、特に興味のあるアフリカの研究も進んでいる
SOASは、一橋の提携校の中でもひときわ輝いて見えました。
私は去年の夏、西アフリカのトーゴに2ヶ月インターンとして滞在したのですが、
自分のスキル、知識の無さを痛感する結果となり、
いち早くこの分野の勉強をしたいという気持ちがさらに高まりました。

語学や成績の要件は決して低くはありませんでしたが、なんとか去年、大学内の選考に通り、
今回、満を持して留学となります。
今まで2ヶ月以上海外に行ったこともなければ、日本でも実家ぐらしで一人暮らし自体も初めてなので、
私にとってはかなり大きな挑戦となるでしょう。
しかし一方で、あくまで今回の留学は、将来の夢を叶えるための通過点でもあります。
一日一日をムダにすることなく、確実にステップアップできればと思います。

このブログでは、そんな一学生のロンドンでの勉強や生活の様子を少しでも紹介したいと思います。
ズボラなのでどのくらい更新できるかわかりませんが、どうぞお付き合いください。

寮の最寄り駅がいかにもロンドンって感じだったのでパシャリ笑