今回含め3回くらいに分けて、モロッコ旅行の話をお送りします。
実はモロッコは、いつかは絶対に訪れたかった国で、
留学が決まってすぐさま行こうと思っていました。
もはやイギリスよりも行きたかったかも…笑
その理由の1つは、砂漠でラクダに乗って旅をしてみたかったからです。
というわけで第1回目は世界最大の砂漠、サハラ砂漠で泊まったお話を中心に。
google mapより |
メルズーガというアルジェリアとの国境近くの村を目指します。
ちなみにツアーは2泊3日で1人150ユーロ(宿泊費、移動費、朝晩の食事込み)でした。
現地でも即日手配できますが、
年末年始ということもあって念のため事前にネットで予約しました。
事前に予約する場合は、複数の会社に値段を問い合わせてみること、
値下げ交渉してみることが大切です。
この時は、220ユーロ/1人から150ユーロ/1人まで下げました。
事前予約はプライベートツアーばかりでしたが、
現地手配なら複数のグループでのツアーも有ります。
そちらのほうが安くすむ場合が多いでしょうが、
プライベートと比べると、ツアーの行き先に融通がきかない場合もありそうです。
というわけで、格安?のお値段で若干の不安はありましたが、
運転手さんもめちゃくちゃフレンドリーで旅はなかなか快適。
途中景色の良いポイントで止まってくれて、写真もたくさん撮りました。
モロッコは右側通行です。
途中、なぜか猿が多い山に立ち寄り…
段々と景色も変わり、砂漠っぽくなってきました。
西部劇で出てきそうな風景…
とまぁ、日本ともイギリスとも違う、
モロッコのドライブを楽しんでいるうちに、
ついに目的地である砂漠が見えてきます。
写真の真ん中、奥の方に見えるのが、
この日の目的地であるErg Chebbi (シェビ大砂丘)です。
メルズーガで車を降りて、
そこからの移動手段はおまちかねの…
ラクダ!
が、しかし…
思いの外乗り心地が悪い(・_・;)
というのも、そもそも砂漠は起伏も激しく、
一歩一歩沈み込んでしまうので、どうしても揺れがひどくなります。
だーいぶおしりが痛くなりました笑
されど、あこがれのサハラ砂漠。
おしりの痛みを忘れさせてくれる景色が…
夕日のオレンジが砂漠に良く映えます。
更に日が沈むと一番星も…
しかし、こんな雄大な景色もつかの間。
おしりの痛みに加え、さらなる問題が発生。
それは…
寒い!(@_@)
知ってる人も多いでしょうが、砂漠の夜は冷えます。
ましてや季節は冬。
気温が下がる頃にはテントに着くだろう…と高をくくっていたのが間違い。
日が沈んだやいなや、ぐんぐん気温が下がります。
更には暗くなったせいで、どうやら道に迷った様子。
先頭を行くベルベルのお兄ちゃんが、
懐中電灯で足跡を探しているのを不安げに見つめる日本人たち。
このまま砂漠で遭難して凍え死ぬ運命がちらついた頃、
ようやく本日のお宿に到着。
ベルベル人の人たちが観光用に作ったテントにお邪魔します。
ベッドには毛布が何重にもかけられ、夜の寒さを物語ります…
しかし、寒いだけではありません、サハラ砂漠の夜。
遮る光のない世界で輝くのは、そう、
満天の星空!!
この日のために買ったと言っても過言ではないミラーレス一眼を駆使して、
初めての星空撮影。
写真上部、真ん中よりやや右に見えるのがオリオン座、
その下の明るい星がシリウス、
左側で一番光っているのが木星です。
右側に北斗七星が見えます。
地上付近にあったので、うっすら砂の山も見えます。
オリオン座にズームして撮影。
ちなみにこの時は確か、マニュアルモードにして、明るい星にピントを合わせた後、
シャッタースピードを30秒くらいに設定、
木の幹みたいに固定できるところにおいて、
手ブレが起きないように、セルフタイマーで撮影しました。
初めて、しかもこれといった道具を使わなかった割には、
なかなか上手く撮れたんじゃないでしょうか?笑
本当は、三脚とかレリーズとかあるといいんでしょうが、
この程度であればなんとかなるようです笑
と言う感じで、写真撮影に夢中になっていたら、
いつの間にか他の人々は寝てしまい…
少し離れた別のテントで奏でられる、
ベルベル音楽をBGMにしながら、
星空を独り占め。
流れ星もいくつか見えました。
本当は一晩中見ていたかったのですが、
さすがに寒さに耐え切れず、小一時間した後テントへ。
日の出に備え、重い布団にくるまれながら就寝。
(-_-)zzz
(-_-)zzz
(-_-)zzz
(=_=)
(゚д゚)!
はい、寝坊しました笑
イメージでは、まだあたりが暗いうちに起きて、
近くの砂山に登って朝日を望むつもりが、
起きた頃にはだいぶあたりは明るく…
しかたないので全力で砂山を登ります。
足あとが執念を表してますね笑
そんなこんなで素晴らしき砂漠の朝日がこちら
実物は、写真では表すことが出来ない、
神秘的な世界がありました。
地平線の先から登ってくる太陽が、
空の色を変え、砂漠の山を照らす様は
とても綺麗で、大自然のパワーを感じました。
起きるのが遅く、
日の出は途中からになってしまったので、
次回砂漠に来た時のお楽しみとしておきます。
朝食を済ませると、すぐさま村へと引き返します。
今度は日がしっかり出てましたので、
本来の砂漠の姿をしっかりと拝むことが出来ました。
(相変わらずラクダの乗り心地はいまいちでしたが…)
というわけで、念願の砂漠ツアーは、
失敗談もありながら、期待を上回るものでした。
またいつか絶対来たいな、と思っています。
というわけで、今回はここらで中断。
次回もモロッコの話を続けます。
実は今回訪れた砂漠は、サハラ砂漠のほんの隅っこ。 世界の広さを感じます。 |